サイゼリヤの某店舗にたまに行くが、地下のケータイの電波が届きにくことが不満だった。席によってはドコモでもつながらない。
いまどきケータイの電波は入らないと仕事にも支障が出るし、待ち合わせにも使いにくい。困ったものだ。
しばらくぶりに、その店舗に行ってみるとなんとフリーWi-Fi接続サービスが使えるようになっていた。まだ「試験運用中」とのことだがありがたい。アンケートに答えると1時間だけWi-Fiが無料で使えるというサービスだ。
さっそく接続して速度を測ってみたが遅い……。いつも行っているドトールやベローチェが爆速なのに比べると見劣りがするが、サイゼリヤがWi-Fi接続サービスを始めたこと素直に驚いた。
これまで「料理で勝負」と思っているのかわからないが、そうしたことにはまったく関心がないように思えたからだ。他のチェーン店がこぞってキャッシュレス決済を導入しているのに、サイゼリヤだけは堂々と「現金のみ」とステカーを貼り出していたことも同じことだろう。
この「現金のみ」のポリシーにも変化があった。この某店舗でもコンタクトレスのクレジットカードが使えるようになった。大進歩である。まあ店内にWi-Fiを整備したのもキャッシュレス決済のためかもしれない。
こうした流れも新型コロナウイルス感染症による影響が大きいだろう。この感染症は、社会にに多大な悪影響ををもたらしているが、このサイデリヤの変化はめずらしくよい方向への変化に思える。
これも社会環境が変化していくなか、それに適応できるかどうかが試されているのだろう。自然淘汰と言い換えてもいいだろう。サイゼリヤも生き乗りに必死だ。