退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

隈研吾展 @東京国立近代美術館

東京国立近代美術館で「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」という展示会を見てきました。

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いまや現代日本を代表する建築家である隈研吾の作品の中から公共性の高い建築を紹介するという趣向の展示会。建築模型や写真やモックアップを中心に、隈本人による解説が付いています。

入場者数を制限していたのでしょうが、会場内は混んでいました。作品数にくらべて会場が狭すぎるのではないかと思います。もっと広々とした会場で見たいものです。それでも十分に堪能しました。行ってよかったです。

さて会期終了間近なので、まあまあ空いているだろうと甘く考えて出かけましたが、整理券が配られていて2時間ほど待たされました。やれやれ。

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入場時間まで「MOMATコレクション 特別編 ニッポンの名作130年」という美術館の所蔵作品展を鑑賞していました。萬鉄五郎岸田劉生横山大観などの重要文化財指定作品が複数展示されていてなかなか豪華でした。個人的には、藤田嗣治のコーナーが気に入りました。ネコも隅研吾展に合っていたような……。もともと見るつもりのなかった展示会でしたが、思いがけない出会いというのもいいものです。

美術館を後にするとき、すでに整理券の配布は終了していました。早めに到着してラッキーだったというべきか。日時指定の入場券も販売していましたが、私はその日の気分で行くか行かないを決めたいタチです。なので美術館にはふらりと訪れたいというのが本音です。そういう私のような人にはきびしい時代になったようです。

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