IIJから「2月24日にIIJmio向けの新料金プランを発表する」というメールが届いた。
MNOがこぞって廉価な料金プランを提供を始めるなか、MVNO(格安SIM)であるIIJmioのメリットが感じられなくなってきた。そろそろ、他のキャリアに移ろうかなと思っていたので、このメールはグッドタイミング。長い付き合いだから、24日に発表される新料金プランまで待ってみようと思う。
その後、IIJの決算発表の記事を見つけたので、最近業界が荒れていることをどう考えているのか読んてみた。
政府主導で大手キャリアが値下げに踏み切っている状況について、鈴木幸一会長は「キャリア3社は反省すべき」と批判した。
と、まあこんなことを語っている。MVNOの立場からは当然だろうが、以前から「構造上、MVNOはMNOにビジネスで勝てない」のではないかという疑念がある。
つまり、競合相手から「商品」を仕入れている、という構造上の問題である。適正な接続料を求めるのは当然としても、MNOがそれに真摯に応じる必要もないし、そもそも何が「適正な接続料」なのかを判定するのは難しいだろう。
これまでは低容量の顧客層は、MNOから「お目こぼし」されていたのだと思う。それが例の政治介入で一気にバランスがくずれて、そうした層についてもMNOはMVNOと真っ向勝負することになった。そうなると先述した理由により、MVNOにはまったく勝ち目はない。すでにMVNOは詰んだと思う。
いずれにせよ、2月24日に発表されるIIJmio向けの新料金プランを待ちたい。