退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

Newtype35周年 アニメ・クロニクル @EJアニメミュージアム

アニメ月刊誌「Newtype」の創刊35周年を記念する展示会「Newtype35周年 アニメ・クロニクル」を「ところざわサクラタウン」まで遠征して見てきました。遠かった。

到着後、EJアニメミュージアムとはどこにあるのかさがしました。現地に掲示されていたマップを見てもあっぱりわかりません。あちこち彷徨ったあとインフォメーションのお姉さんに訊いて、隈研吾が設計した角川武蔵野ミュージアム内にあることが判明。

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角川武蔵野ミュージアム内にあったEJアニメミュージアム

事前に購入したチケットは時間指定制。会場に少し早く到着しましたが、お願いして入場させてもらいました。なお入り口で「氷菓」の栞をもらいました。

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入り口でもらった「氷菓」の栞など

展示は主に人気アニメを取り上げて、そこに「Newtype」誌の誌面を申し訳程度に展示するという内容でした。これではアニメが主なのか、雑誌が主なのかわかりません。今回はあくまでも「Newtype」誌の創刊35周年記念だと思っていたので、ちょっとがっかりした。あまりにも浅い。

クロニクル と銘打っているのだから、雑誌の編年史または年代史を紹介する展示であってほしかったですね。誌面をベースに創刊からのアニメ史をただりながら、当時の社会状況を重ねていくぐらいのスケールがほしい。天下のKADOKAWAなのだからネタはいくらでもあるだろうに残念。かなり期待はずれというほかありません。その点では、以前開催された「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展」は優れていたと改めて思いました。

ちょっとよかったのは「Newtype Press」と「永野護関連作品」のコーナーぐらいだろうか。これは貴重。とっくに最近追いかけていませんでしたが『ファイブスター物語』がまだ連載していたのには驚きました。

ファイブスター物語 15 (ニュータイプ100%コミックス)

順路の最後にこれまでの表紙を展示したコーナーありました。懐かしいアニメがあって楽しめましたが、パネルがじゃまで近づけないのでイライラしました。表紙を見ると雑誌の中身を見たくなります。全号は無理にして雑誌そのものを電子化するなどして一部は来場者が自由に見れるようにしてほしかったです。

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Newtype誌の表紙展示/懐かしいアニメがいっぱい
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Newtype誌の表紙展示/パネルがじゃますぎる

総じて雑誌の展示会というより、主に人気アニメの展示会だったので個人的には期待はずれ。全然クロニクルじゃないし……。所沢まで遠征しようとする人は内容を再吟味したほうがいいかもしれません。

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展示室のマップ