退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】勝間和代『自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ』(KADOKAWA、2020年)

帯に「アフターコロナの新・幸福論」とあった。コロナ禍はまだまだ続きそうな状況だが、積ん読になっていた本書を読んでみた。筆者の無料メールマガジンYouTubeをチェックしている。その内容をまとめてくれるならありがたいし、取り入れる部分があればと手に取ってみた。

自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ

自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ

冒頭にカラーページが続き、「つかみはOK」というところか。カラーページのなかで「VRで瞑想」というところが目を引いた。VRでゲームやフィットネスというのはイメージできるが、瞑想とは不思議に思うが面白そうだ。

この本のなかで、何度も「音声入力」の有用性が強調されている。音声入力するシーンとして、「寝転がってタブレットで音声入力」「パソコンの前で音声入力」に加えて、「トランポリンの上で動きながらスマホで音声入力」とあった。トランポリンしながら音声入力できることに驚くが、トランポリンを設置できる部屋というのもすごい。

まあ私はYouTubeで映像を見ているので「知ってる」と思ったが、たいがいに人は驚くのではないか。さらに「別世界の人?」ぐらいに思うかもしれない。

また「成果報酬型」の考え方はなるほどと思った。本書では、「成果報酬型に移行しない限り、以下の非常に極端な二択しかない」だという。

「え、二択なの?」と思ったが、まあ言いたいことは理解できる。個人的には、なんとか「月並みの国」と「果ての国」をなんとかバランスできないか模索している。

あとコロナ時代になって自宅の環境をなんとかしようと思っている人は多いことだろう。筆者が考える「快適な自宅のイメージ」を書き写しておく。

  • 最も生産性が高いツールを使って短時間労働で大きな成果を上げられる
  • レストランやホテル並みのおいしい料理を毎日自炊で食べることができる
  • 自宅にパーソナルトレーナーがいるイメージで好きな運動を日々何種類もできる
  • 毎日高性能の瞑想ツールや睡眠ツールを使って十分な休息がとれる
  • 友人が競って遊びに来たがるような社交場として自宅が利用できる

人それぞれで重要視することはちがうだろうが、大いに参考になる。

本書の内容のいくらかでも、自分の生活に取り入れることができれば元は取れるだろう。読みやすい本でもあり、こんなご時世にこそオススメの一冊である。

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