少し前ですが、「SOMPO美術館 開館記念展 珠玉のコレクション」という展覧会に行ってきました。
損保ジャパン本社ビル敷地内に生まれ変わった「SOMPO美術館」の開館記念です。前身は本社ビルの高層階に「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」という名前の美術館でです。さすがに「名前が長すぎるだろ」と思っていましたがスッキリしました。ただし移転前の高層階からの眺めも好きだったので少し残念です。
玄関から入るとエントランスホールがありましたが、ワクワク感がなくちょっと残念。エレベーターで5階まで上がって展示を見ながら階段を降りるのが順路となります。階段を降りていくと都度テンションが下がるので、郊外の平屋のワンフロアがやっぱりいいなと思いますが都心では難しでしょう。
展示内容はとくに目新しくありませんが、修復された山口華楊の《葉桜》が見れたのは収穫でした。他には東郷青児の作品はやはりいいですね。ただのファンです。
またいくつかの絵画は撮影可となっていましたが、これも時代の流れでしょうか。そして順路の最後は、言わずと知れたゴッホの《ひまわり》です。ケースが新調されていて、とても見やすくなっていました。考えてみれば、ゴッホの《ひまわり》が新宿にあるというはすごいですね。
新型コロナウイルス感染のため、しばらく美術展に行くのを控えていましたが、今回ひさしぶりに出かけてみました。当日券は日時指定でハードルが高いなと思いましたが、混雑防止のためには仕方ないのでしょう。これがこれからの美術館のあり方かもしれません。かえって混雑がなくなってよいのかもしれません。