退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

さよなら、ミスタードーナツ

近くのミスタードーナツが閉店しました。「28年ありがとう」とあったので、この地域に私が越して来る前から営業していたことになります。

この店舗のほかにも行動圏内にミスタードーナツの店舗があったのですが、こちらも少し前に閉店しています。二階建ての瀟洒な店構えでした。

これで私の普段の行動圏内にミスタードーナツの店舗がなくなりました。残念ですが仕方ありません。外食産業も弱肉強食の世界ですから。

私にとってはミスタードーナツと言えば、上京する前に田舎でも利用していたので「昭和のイメージ」です。実際、ミスタードーナツが日本で営業を始めたのは1971年なのでファストフード店としてはかなりの老舗を言ってよいでしょう。

しかし廉価なカフェチェーンの台頭により居場所をなくしたような気がします。ミスタードーナツの店舗はなぜか落ち着かないのも気になりました。

落ち着かない原因はいくつか挙げることができます。まず子ども連れの客が多く、子どもがやたらと騒いでいること。そしてドーナツ店なのに麺類を販売しているので、麺をすする音が気になることです。さらに椅子やテーブルがしょぼい。

それでも、ブレンドコーヒーにオールドファッションの組み合わせは定番中の定番。コーヒーも好みの味でした。コーヒーは他のチェーン店と比べればやや高めの価格設定でしたが、コーヒーのお代わりが可能というのはありがたかったです。

お代わりして2杯飲めば元をとれた気分になれます。仕事の区切りが悪いともう1杯お代わりして、3杯目を頼むこともありました。時間帯を選ぶ必要はありますが、なかなかないサービスで重宝していました。

長い間ありがとうございました。

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ミスタードーナツのマグカップ(お代わり自由)