退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

NHKで再放送されている「未来少年コナン」の画角がせまい件

1978年にNHK放送されたテレビアニメ「未来少年コナン」が再放送されている。放送されていたアニメ「キングダム」がコロナ禍のため万策尽きたためだ。いいところで「キングダム」が中断したのは残念だったが、不朽の名作「未来少年コナン」を毎週見れるのはうれしい。

未来少年コナン Blu-rayボックス

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  • 発売日: 2013/07/26
  • メディア: Blu-ray

コナンは巨匠・宮崎駿監督の仕事ざかりだったころの名作として知られていて、日本アニメーションの古典と言っても差し障りのない名作である。

しかし今回再放送されているのはデジタルリマスター版だったのは問題だった。オリジナル放送当時のテレビ画面はアスペクト比4:3のスタンダードサイズで制作され、その後、地デジ化に伴い、テレビ画面はアスペクト比16:9のワイドサイズが主流になった。

この番組に限らず、地アナ時代に制作された番組を地デジで放送する際は、画面サイズをあわせる必要がある。多くの場合、左右に黒帯(余白)を付け足してサイズを調整する。これだとコンテンツの情報が損なわれないし、放送する側も面倒がないからだ。

しかし今回は、画面の横幅を合わせて上下をカットしてサイズ調整を行っている版が放送された。当然、上下をカットしたことでオリジナル映像の情報が削られているし、シーンによっては構図が不自然になっている。縦方向がやけに狭苦しいのだ。

現在、第2話まで終了したところだが。見ているうちに慣れてくるかと思ったが、そういうことはなく、不自然だという思いは変わらない。

「不朽の名作」と謳われる「未来少年コナン」をわざわざ上下トリミングで放送する愚行に対して失望したという声は多い。すでに古典と目される作品なのだから、オリジナリティを尊重する姿勢がほしい。

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