退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

Spotifyで聞くQlairのコンプリートアルバム

先日、深夜ラジオで流れていたQlairの「思い出のアルバム」という楽曲を聞いた。Qlairとは懐かしい。Qlairといえば、「瞳いっぱいの夏」だろうと思ったが選曲がしぶい。

Qlairとは、1990年代前半に乙女塾からデビューした活躍した三人組のアイドルグループ。メンバーは今井佐知子井ノ部裕子吉田亜紀。まあ若い人は知らないだろう。

BOMB (ボム) 1991年11月号 表紙:Qlair[クレア][雑誌] (BOMB (ボム))

乙女塾出身のアイドルグループと言えば、CoCoやribbonが思い出される。この2つのグループに比べれば地味だったが、Qlairには音楽的に見るべきものがある。音楽ディレクターに篠崎恵子を擁していることに加え、この「思い出のアルバム」は、作詞に西尾佐栄子 、作曲に山口美央子を迎えて、いまきいてもなかなか冴えている。

番組では、Qlairのことを「90年代のキャンディーズ」と形容していた。さすがはそれは過大評価。とはいえ、3人のメンバーによるハモリが活かされた楽曲はいま聞いても心地よい。ただし、ライブでCD音源のパフォーマンスを再現できていたのかは記憶が定かではない。

さて「思い出のアルバム」をあらためて聞いてみようと思って、手許にあったベストアルバム「 Palette」をチェックしたがあれあれ収録されていない。

Palette

Palette

それではということで、Spotifyをチェックしてみると、「アイドル・ミラクルバイブルシリーズ Qlair Archives」というコンプリートアルバムが配信されていた。コンプリートだから、当然「思い出のアルバム」も収録されていた。めでたしめでたし。いい時代になったものだ。

アイドル・ミラクルバイブルシリーズ Qlair Archives

アイドル・ミラクルバイブルシリーズ Qlair Archives

その後、ラジオでQlairを取り上げていたのは藤井陽一さんだとわかり、著書『ラグジュアリー歌謡 』も紹介されていた。少し前に出版された本だが手に取ってみようと思う。

ラグジュアリー歌謡 (((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538

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