荻野目ちゃんのアルバム「ディア・ポップシンガー」を聞いてみました。まずジャケット写真がカッコいい。クレジットを見ると写真家のレスリー・キーの仕事でした。そういえば宝塚歌劇団の写真も手がけていた記憶が……。リーフレットにも写真がたくさんあり、ちょっとしたミニミニ写真集のようで得した気分。
楽曲では、やはり往時のヒット曲「ダンシング・ヒーロー」「六本木純情派」の新録は燃えますね。オリジナルよりサウンドが厚いこともあり、今回の録音の方が好きです。
他にはお気に入りの洋楽ポップスを訳詞で歌っています。いまでは洋楽の日本語カヴァーはレアですが、かえって新鮮な印象をうけます。いくつかの曲は彼女自身による訳詞とのこと。そのなかではワム!の「フリーダム」が個人的にはツボでした。
- アーティスト:荻野目洋子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2014/08/20
- メディア: CD
少し前に「Songs & Voice」(2009年)というカヴァーアルバムを聞きましたが、メロウな曲ばかりでちょっと物足りない気がしました。やはり彼女にはダンサブルな曲が似合いますね。アルバムを聞いた後、昨年のライブの映像を見ましたが、あれだけ歌えて踊れるのはすごい。
- アーティスト:荻野目洋子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2009/11/25
- メディア: CD
このアルバムはデビュー30周年記念とのこと。時の流れの速さを感じます。結婚・出産・子育てを経験しての復帰ですが、日本の女性就業率がM字曲線を描くのを見るようです。それにしても、荻野目洋子をはじめ80年代の女性アイドルたちはたくましい。そんなことを思いました。