退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

日本の女性アイドル・ソング・ベスト100 1980-1989 [レコード・コレクターズ 2014年11月号]

年末年始に音楽誌『レコード・コレクターズ』の2014年11月号の特集「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100 1980-1989」を読みました。70年代のアイドルを特集した9月号に続く「80年代編」です。アイドル黄金期ですね。
レコード・コレクターズ 2014年 11月号

このベスト100は、シングル・リリースされ、なおかつトップ40位以内に入ったA面曲から30曲ずつ、25名の筆者に選んでもらい集計したものです。アイドルマニアや業界人による選曲なので、マスの好みとはちょっとちがうのではとも思いますが、こういうものは主観的でよいでしょう。

当初、高橋由美子がランクインしていないのはおかしいとフンガイしましたが、高橋のデビューは、「Step by Step」(1990年4月)なのでぎりぎりで対象外でした。アイドル冬の時代の訪れです。

さて誌面に目を移すとベスト100に入選した曲についてはカラーのジャケット写真が掲載されているのはよい。ただし、番外編ではモノクロになっているのは残念。

ランキングの他に、この企画に関連した荻野目洋子のインタビュー記事がありました。アルバム『ディア・ポップ・シンガー』のプロモーションでしょうがなかなか楽しく読みました。だが本人の写真がないのは惜しい。

このベスト100を基にiTunes上でプレイリストを作ってみました。手軽にできる範囲で曲を若干追加しましたが、次の2曲は断念しました。無念。

100戦中、98勝2敗。厳密に言えば、小泉今日子「Fade Out」はアルバム版で我慢しましたが……。演奏時間は6時間38分でした。最近、このプレイリストをシャッフルして作業中によく聞いています。

こうしたアイドル企画をやるなら雑誌『MUSIC MAGAZINE』かなと思っていましたが、ディープな音楽ファンをターゲットとする『レコード・コレクターズ』だったので意外に思いました。

実はこの雑誌を書店で見つけたとき、これは「買い」かなと思いましたが、結局買いませんでした。なぜなら立ち読み中に70年代と80年代をあわせた増刊号の発売予告を見つけたからです。アイドル特集が目当ての読者は増刊号を買おうと思うのは自然なことでしょう。

増刊号の発売を知らずに雑誌を買った後、「激おこ」になった人も多いのでは……。出版社も罪なことするなぁ。後に買った増刊号については別の記事で書きたいと思います。

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