NHK BSプレミアムで「全マクロス大投票」が放送されました。作品、キャラクター、メカ、歌の4ジャンルで人気投票を行い、その結果でワイワイやるという生放送でした。
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— NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2019年5月4日
司会は西川貴教と杉浦友紀アナウンサー。杉浦アナは、この番組のために猛勉強したのか意外に詳しくてびっくり。なかなか楽しい番組でした。
各ジャンルを振り返ってみます。投票結果の詳細は番組HPを参照してください。
アニメ作品
ベスト3は以下のとおり。
- マクロスF(テレビアニメ、2008年)
- 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画、1984年)
- マクロス7(テレビアニメ、1994年)
「マクロスF」が1位なのは納得ですが、「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」がなんと2位で驚きました。投票した人の性別・年齢別の分布を見て納得です。おっさんばっかり(汗)。おっさん票が集中した結果のようです。
私としても多少の思い出補正はありますが、手描きアニメの到達点ですし、音楽的にも見るべきものがある大傑作です。80年代の金字塔的アニメのひとつ。もはや古典として見ておくべき作品です。
歌
マクロスシリーズ最大の特徴は「歌」が兵器になっていること。これは画期的アイデアでした。そして「歌姫」(例外ありますが)にスポットライトがあたって声優ヲタが歓喜するという不思議な現象を引き起こしました。
ベスト3は以下のとおり。
- 愛・おぼえていますか(リン・ミンメイ)
- ライオン(シェリル・ノーム starring May'n/ランカ・リー)
- 突撃ラブハート(Fire Bomber)
また「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」からの1位ランクイン。おっさんパワー全開か。投票結果全体を見て気がつくのは、「マクロスF」無双というか、菅野よう子無双ということです。優れた楽曲が多く音楽的には他の作品の追随を許しません。圧倒的と言ってもいいでしょう。
キャラクターとメカ
2つまとめて簡単に感想を述べます。キャラクター部門総合1位はシェリル・ノーム (マクロスF)でした。さすが歌姫は強いと思いましたが、リン・ミンメイは総合4位。これまでのおっさんパワーはどこに行ったのか。ちょっと不思議な結果でした
見どころ
番組最大の見どころは、飯島真理の出演です。この番組のためにロサンゼルスから特別に呼んだとのこと。受信料制度で蓄財したNHKの正しいお金の使い途ですね(?)。出演者たちにとってもサプライズだったようです。まあこの人呼ばないでどうするんだと思っていましたが、海外在住でむずかしいかなと思っていましたが、NHKパワーすごいです。
#全マクロス
— 真菜 (@kanemana3920) 2019年5月4日
「愛・覚えていますか」一位!!ご本人様で圧巻。やっぱマクロスといえばこの曲だよね pic.twitter.com/PqSwVfw3T7
番組では「愛・おぼえていますか」を生歌で披露してくれましたが、難曲だったせいもありちょっと無理があったかもという歌唱でした。リン・ミンメイが歌ったアイドル楽曲を軽く歌ったほうがよかったのかもしれません。それでも会話の節々に当時の面影が感じられてよかったです。
あとちょっと面白かったのは、番組内の杉浦友紀アナの微妙な反応。マクシミリアン・ジーナス役の速水奨が番組に出演していていた関連で、テレビアニメ「超時空要塞マクロス」でマックスとミリア・ファリーナがビデオゲームで対戦するシーンが流れた。マックスがミリアを見て「美しい… バストは85くらい、意外と着やせするタイプかな」という心の中のセリフ。
そのときの杉パイこと杉浦アナの微妙な反応が面白かった。出演者が「杉パイも着やせするタイプだよね」ぐらい突っ込んでいれば完璧だったのに……。録画した人は見逃さないようにね。