テレビ神奈川(tvk)で放送されていた刑事ドラマ『俺たちの勲章』(全19話)を見終わりました。
1975年に日本テレビ系列で放送された刑事ドラマ。主演は松田優作と中村雅俊の二人。横浜の警察署に所属する中野祐二(松田)、五十嵐貴久(中村)の刑事コンビの活躍を描くバディものです。
ドラマの舞台が横浜なのでテレビ神奈川のご当地番組といえるでしょう。オープニングに伊勢佐木町通りが登場するなど、当時の横浜周辺の風景が懐かしいです。昔のドラマは今見ても面白いものが多いですが、需要がないのか権利上の問題があるのか、動画サイトで配信されることは少ないようです。こうした状況でテレビ神奈川などの独立局に期待するところ大です。
刑事ドラマといえば、最後は派手に殉職かゆるく転勤と相場が決まっていますが、気になっていたの主人公の二人の刑事がどうなったかということでした。
最終回「わかれ」(監督:降旗康男、脚本:鎌田敏夫)は、ざっくりこんなストーリーです。
麻薬密売で服役していた男が脱獄する。脱獄犯は、すぐに情婦(吉行和子)から拳銃を入手し、復讐のためかつての恋人(片桐夕子)を射殺する。中野(松田優作)と五十嵐(中村雅俊)の刑事コンビは脱獄犯を追い満身創痍となりながらもようやく逮捕する。しかし追跡のさなか、通行人が犯人の流れ弾で負傷してしまう。その責任を問われ、中野は山奥の警察署に左遷され、五十嵐は辞表を提出し横浜を去る。
こんな話です。主人公ふたりの顛末は、松田優作は左遷、中村雅俊は辞職ということでした。スッキリしました。
いまから思うと、ふたりの主人公のキャストも豪華ですが、最終回に登場する女優陣も充実していました。この頃の女優さんは、ただ美人なだけでなくオーラがありますね。これはノスタルジー補正ではなく、時代の求めるものが変わったということでしょうか。