28日夜にNHK BSプレミアムでNHK BSプレミアム「セカンドの美学~シャア・アズナブル~」というシャア・アズナブルの特集番組があった。セカンドとは、主人公アムロ・レイに対して脇役・二番手(セカンド)ということだが、おそらくシャアにはアムロをしのぐ人気があるといっても過言ではないだろう。
ツイートに画像がうまく出なかったのでもう一度
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2018年4月27日
「セカンドの美学 シャア・アズナブル」 ガンダムのシャアはなぜこんなにも愛されるのか?ファンや関係者に徹底取材する。シャアが生んだ数々の名言・名シーンもたっぷり紹介。
BSプレミアムで4月28日(土)夜11時45分からhttps://t.co/hCKmlTxhvX
その人気キャラクターの人気に秘密を探ろうと言う企画。取材テーマは、「名言」「バブみ」「女性目線」の3つ。
「名言」を取り上げるのは、「認めたくないものだな…、自分自身の…若さ故の過ちというものを…」などのシャア語録が有名なの当然だろうし、まあ「女性目線」というのも理解できる。しかし「バブみ」というのは何だろう。
「バブみ」は聞きなれない言葉かもしれないが、番組では「年下の女性の母性を求めること」と紹介していた。『逆襲のシャア』では、一年戦争で戦死したララァ・スンのことを「ララァ・スンは私の母になってくれたかもしれなかった女性だ!」とカミングアウトしている。ずっと「バブみ」をこじらせてきたことは、シャアのキャラクターを語るうえで欠かせない要素と言っていいだろう。
このシャアの性癖「バブみ」をNHKの番組が取り上げたことは画期的だが、あまり掘り下げず番組が進行していったのは残念。ここはNHKパワーをフル活用して富野由悠季御大に突撃インタビューを敢行して、シャアの性癖について根掘り葉掘り訊いてほしかった。踏み込みが甘いぞ!
GW中に放送予定の「全ガンダム大投票」に向けて、NHKがガンダムを取り上げる機会が増えた。これが公共放送のやるべき仕事なのかと疑問に思うが、まあ番組が面白かったのでよしとしよう。
当日見れなかった人は再放送待ちとなるが、あまりにマニアックなので先日の「歴史秘話ガンダムヒストリア」のように、すぐに地上波で再放送されることは期待できないだろう。残念でした。