先週Kindle Paperwhite を導入してまずやってみたかったのは、この端末でマンガを長時間読むことだった。E-Ink端末でマンガを長時間読書するとどうなるか試してみようと思っていた。当然読むのはマンガなら何でもいいというわけではない。つまらない作品はゴメンだ。
事前に目星をつけていたのは、佐藤秀峰のコミック「ブラックジャックによろしく」だった。各社の電子書籍サイトで無料配信されていたから、Kindleストアでもそうかなと気軽に考えていた。
しかし、とんでもないことになっていた。「ブラックジャックによろちんこ」に改名されたうえに、Kindleストアによる配信が一時停止されていた。
作者とAmazonの間でトラブルがあったようだったが、なにがなんだか分からない。調べてみるとどうやら、作品をAmazon.が一方的に「0円」で配信したことへの対抗策として、作者の佐藤秀峰が名前を変更したという。この件については下の記事が詳しい。
先週末この「ありさま」だったが、週明けから皆が動きだせば、両者が和解するか、あるいは作者がKindleストアから追放されるか、いずれにしてもすぐに解消されるかと思ったが、いまだに「ブラックジャックによろちんこ」のまま放置されていて、そのままKindleでは読めない状態が続いている。
どちらの主張に分があるかは知らないが、「ブラックジャックによろちんこ」のタイトルをKindleストアで見かけると、大人げないと思うし、がっかりして脱力する。さらに言えば手塚治虫作品へのボートクにも思える。なんとかならないものか。