iOSデバイス用の辞書アプリを多数リリースしている物書堂から「これまでとこれからの物書堂 〜 App Store 10周年によせて」という文章が発表されています。
私がiOSを使っている理由のひとつは、物書堂の辞書アプリを使うためです。ですから今後の動向はとてもきになります。最近、新しいアプリのリリースがないのでどしたのだろうと思っていたところでもありました。気がついたことを書き留めておこうと思います。
発表された文書によれば、Appleから「カテゴリごとにアプリをひとつにまとめて欲しい」と要望があったとのこと。同じようなアプリが多すぎるという指摘です。この「要請」に応じなければ、アプリの新規リリースやアップデートができないということです。ひどいなぁ。Apple様に逆らっては生きてはいけないということでしょう。ついにカテゴリー別に統合アプリをリリースして、各辞書をアプリ内課金で購入することになるそうです。
たしかにアプリが多すぎるため、App Storeのユーザーの体験を低下させているだけでなく、iOS デバイスで辞書アプリを利用するとき、フォルダに辞書アプリのアイコンがずらりと並んでいるのを見ると「うっ」と思うことがあります。
これまで串刺し検索ができなかったので、ひとつの辞書アプリで検索したあとで、飛び石伝いにひとつずつ他のアプリを検索していまいした。ちなみに私が最初に検索するのは次の辞書アプリです。
今回、辞書アプリが統合されることで複数の辞書アプリを一気に串刺し検索できるようになるのは朗報です。電子辞書では当たり前のことが、ようやくiOSデバイスでも実現されます。とくにiPadのようなディスプレイが広いデバイスの場合は効果が期待できそうです。また辞書アプリの既存ユーザーは無料で移行できるとあったので安心しました。いつもどおり良心的です。
また、今回の文章では研究社の辞書アプリが既に完成しているという記述も目を引きました。現時点では、どのタイトルなのかわかりませんが、個人的には『新英和大辞典』を出してほしいところです。
物書堂にはぜひ末永くがんばってほしいです。これまでの投資をムダにしたくないというだけでなく、もはや辞書アプリについては代えのきかない唯一無二の存在だと考えるからです。