10月4日に開催されたGoogleのハードウェア新製品発表会で、Made by Googleのスマートフォン「Google Pixel Phone」発表されました。これまでのNexusブランドはお役御免です。
Pixelという新しいブランドはこれまでのOEMパートナーに作らせたNexusブランドのスマートフォンとは一線を画する存在感がありますが、ブランド戦略はイマイチよく分かりません。
Introducing Pixel, Phone by Google
新製品発表会ではカメラ性能や電池寿命などのスマートフォンのハードウェアの優位性もアピールしていましたが、やはり注目すべきは世界のどこかにあるデータセンターで実現しているGoogleのクラウドサービスです。
写真やビデオを無制限にクラウドに置けるという利点は想定内でしたが、人工知能を応用と思われるGoogle Assistant はすごい。AppleのSiriのようなサービスですが、個人情報やビッグデータを掴んでいるだけに、Googleに優位性があるように思います。下のビデオを見てください。
Meet your Google Assistant, your own personal Google
これには台本があるだろうから、実際に自分で使ってみないと何とも言えませんが、ここまで来たかと感激するレベルです。でもこの端末でないと利用できないのかという疑問はあります。
これは買うかどうかは別にして是非一度触ってみたいデバイスだと思いながらプレゼンテーションを見ていると、最後に先行予約の情報ありました。
な、なんと日本は蚊帳の外。まず米、豪、加、独で先行予約が開始され、インドがそれに続くようです。なぜ日本がない? 一応、まだ先進国のひとつだよね。日本オワタ。
冷静に考えればこれが言語の壁というものでしょう。ドイツは英語圏ではないような気もしますが……。人工知能がカバーする領域が言語にまで及ぶと日本語みたいなマイナー言語は不利ということですね。