退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

民主党+維新の党=民進党

民主党と維新の党が合流して結成する新党の名称が14日、「民進党」に決まりました。民主党が推した「立憲民主党」と、維新の党が推薦した「民進党」の2案から世論調査で選んだとのこと。

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新党名をネットで一般公募したり、最後は世論調査を実施したりするなど相変わらず斜め上を行っています。そもそも党名というものは、その政党の理念が自然と表現されるもののはず。公募や世論調査で決めていいのでしょうか。数合わせの野合と言われても仕方ありません。「政治は数」だと言われればそうかもしれませんが、外聞を気にして党名を決めればいいのにと思わずにはいられません。

それでも「立憲民主党」とうふざけた党名にならなかっただけでもよしとするべきでしょうか。「民主」の名前はイメージダウんしてすっかり手垢がついてしまいました。それなのに「立憲民主党」という候補が最後まで残っている時点で緊張感がないなと思いました。

まあ党名を変更しても中身はいっしょですから、これで支持が集まるわけもありません。健全な政党政治が機能するためには、政権交代可能な野党が不可欠です。しかし、この役割を「民進党」に期待するのは荷が重いようです。新党の評価は夏の参院選ではっきりするでしょう。

さて民進党といえば、現在の台湾の与党は「民主進歩党」(略称:民進党)であり、党名がかぶりますね。一応、台湾民進党は今回の新党名決定に祝意を表していしますが、本音では泥船と同じ名前になって困惑しているじゃないかしらん。

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