週末、Huluでアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)」(全26話)をイッキ見しました。
これまで2012年にTBSで、さらに2014年にTOKYO MXで放送されたときに観ているので、さすがにもういいだろうと思っていました。しかしHuluのトップ画面で見かけて思わずクリックして、そのままイッキ見に突入です。少し前に原作者の西﨑義展の評伝を読んだ影響もあったのでしょう。今回を含めて3周してしまいました。
オッサン世代と若いアニメファンの両方に訴求するため、オリジナルを巧みみ潤色した手腕には脱帽です。まあいろいろと言いたいことはありますが、興行的に成功したことことは賞賛されるべきことで、リメイクが成功した数少ない例です。マーケティングの大勝利。
個人的にはキャラクターから松本零士色が払拭され、アホ毛とボディラインを強調した今風のアレンジになっているのはちょっと悲しいですがファン層を考えれば順当な変更でしょう。
またストーリーは単なる焼き直しだけではなく、「時計仕掛けの虜囚」(第9話)や「魔女はささやく」(第14話)でオリジナルのエピソードを挿入されているのがうれしい。自由度が少ない作品のなかで出渕裕監督の思い入れが感じられます。
どうのこうの言っても、オッサンが原画展に行ったり、映画館に足を運んだりするほど熱くなれるアニメは貴重。「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のアニメ化が実現したのも、この作品の成功が影響しているとすれば、とくにオッサン世代にとってはかけがえない作品と言えるでしょう。
あとせっかくHuluで配信するなら、オリジナルも同時配信して比べながら見れるといいかもしれません。いかがでしょう。
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