来週、アップルの開発者向けイベントのWWDC 2015が開催される。今年のコピーは、"The epicenter of change."である。
このepicenterは地震の震源のことだと思っている人も多いかもしれないが厳密にはちがう。先日のネパール地震の記事を読んでいたときに気づいたことだが、epicenterは「震央」のことである。
下図を参照してほしい。最初に揺れ始める地中の点を「震源(focus)」といい、「震源」の真上の地表の点を「震央(epicenter)」と呼ぶようだ。
▲Epicenter and focus (Source: Wikipedia: Epicenter - Wikipedia, the free encyclopedia)
気象庁のサイトにも「震源と震央の違いは?」というページがあるので、併せて参照してほしい。
どうでもいい知識のようだが、地震関連の文章を読むときは意外に盲点になり、「あれっ」と思うときがある。豆知識だが知っているに越したことはない。