量販店でThinkPad X250を触ってきました。以前、ThinkPad X1 Carbonをチェックに行ったときはまだ展示がありませんでしたが、今回は2つのモデルが並んで展示されて、比較できたのがよかったです。
最近発表された、Appleの12インチ新型MacBookとは対照的にレガシーのインタフェースが満載です。有線LANケーブル端子、RGB出力端子、そしてSDカードのインタフェースもあります。バッテリーも交換可能です。おっさんとしては安心できる構成です。
X1 Carbonと同様、トラックポイント、物理クリックキーが復活して、従来型のトラックパッドに戻りました。キーボードは12.5インチモデルにしては打ちやすいのですが、X1 Carbonと比べるとやはりキーピッチが狭い。キーボードだけを考えるとX1 Carbonのほうが好みです。バックライト付きのキーボードのキートップはツルツルになるようですが、ちょっと苦手かもしれません。
展示モデルはハードディスクを搭載していましたが、いまどきモバイルPCにハードディスクはないだろうと……。見せかけの価格は安くなりますが、SSDを搭載するとそれなりの値段になります。SSDを標準にしてもう少し安くしてほしい。
またディスプレイはどうしてもタテ方向に狭いように感じます。時流を考えると仕方ないのでしょうがが、アスペクト比16:10のディスプレイがほしいです。ないものねだりでしょうか。
コネクタ類を調べて分かったのですが、X250にはOneLinkのインタフェースがないんですね。X250のようなモバイル機にこそ必要だと思ったのですが意外でした。背面にドック用のインタフェースがあるので、そちらを使えということでしょう。専用ドックはモデルごとに買い足さないといけないので、OneLike Dockの方が汎用性があっていいかなと思うのですが。
さて展示では「米沢生産」がやたらと強調されていましたが、個人的には「国産だからなんなの?」と思ってしまします。もはやPCはコモディティですから、どこで生産してもユーザーから見たら同じではないでしょうか。故障時の対応が手厚くなれば歓迎しますが、サポート体制は改善するのでしょうか。むしろそちらをアピールしてほしいです。
そして米沢生産になった副作用もあります。米沢生産モデルでは英語キーボードを選択できなくなりました。Appleをはじめとしてグローバルにビジネス展開しているPCメーカーの長所には好みのキーボードを選べるということががあると思います。USキーボード派にはツライ。一部モデルでは海外生産も選択可能ですがめっちゃ高い。一考してほしいものです。
【参考記事】