退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「今敏 回顧展2014」 @杉並アニメーションミュージアム

杉並アニメーションミュージアムで開催されていた「今敏 回顧展2014」を見てきました。入場無料! 太っ腹ですね。
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今敏(こん・さとし)監督は、アニメーション映画『パーフェクトブルー』(1998年)で監督デビューして以来、虚構と現実が混濁する独自の作風でアニメファンに強烈なインパクトを残しました。この作品では、岩男潤子さんがヒロインの声を演じていて、この抜擢にひどく驚いた記憶があります。その後、『千年女優』(2002年)、『東京ゴッドファーザーズ』(2003年)、『パプリカ』(2006年)などの作品を残し、新作が待望されるなか2010年に46歳で急逝されました。

この展示会では、こうしたアニメ作品の紹介だけでなく、氏の原点とも言える漫画家時代の作品や学生時代の課題作品なども展示されていて、創作の軌跡を振り返ることができる構成でした。ファンにとっては監督を回顧する貴重な機会でした。

さて今回、杉並アニメーションミュージアムには初めて行きました。昔、中央線沿線に住んでいたこともあるのですが機会がありませんでした。最寄駅で言うと、荻窪駅西荻窪駅の中間ですが、どちらからもちょっと歩きます。今回は西荻窪駅から歩いてみました。

西荻窪駅(北口)
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西荻窪駅に降り立つのは何年ぶりでしょうか。やはり貧乏くさいですね。近所の方、すみません……。Google Mapsを頼りに、ずんずんと歩いていくと15分ぐらいで到着。

杉並アニメーションミュージアムの看板
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杉並アニメーションミュージアム
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1階のホールにはなぜかウェディングドレスがありました。結婚式場もあるようです。エレベータで3階まであがると、杉並アニメーションミュージアムです。常設展示もあり、なかなか楽しそうです。
ハクション大魔王
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富野由悠季さんの作業机
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館内にはアニメ作品のDVDを見ることができるブースもありました。ちょっと見てみたい作品もあったのですが、次の予定もあったので早々に退散。帰りは青梅街道に出て、ちょうど来たバスで荻窪駅まで。今後の展示会の予定表ももらったので、今度は少し時間をとってゆっくり見たいものです。