早稲田松竹で「ふたりのベロニカ 」(1991年、クシシュトフ・キェシロフスキ)を観る。2週にわたり、キェシロフスキ特集で、上映作品は「トリコロール」三部作と本作だった。ありきたりの選択だが「ふたりのベロニカ 」を劇場で観る機会は貴重。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/11/25
- メディア: DVD
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奇蹟の映画。映像に魅了されるヨーロッパ映画らしい作品。やや技巧的で難解な構成になっているが、ストーリー自体はそれほど複雑ではない。静かで暖かい幻想的な作品。重厚な音楽もこの映画の魅力に挙げられる。
一人二役を演じるイレーヌ・ジャコブが実に美しい。ポーランドのコンサートのシーンであれほど上手く歌えるとは正直驚いた。すごい才能だ。日本だと誰が演じられるだろうか、ヅカ出身者だろうか。
今度はDVDでじっくり観てみたい。きっといろいろな発見があると思う。