六本木・国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」を鑑賞した。元々連休明けに出かけるつもりだったが、4月末まで有効の鑑賞券を安く入手できたのでスケジュールを調整して見てきた。
「子ども」をテーマに、時代や地域を横断的に網羅した展覧会。古代エジプト美術のとなりに、近代ヨーロッパ絵画があるなど時空を超えた構成がおもしろい。ルーヴルの圧倒的なコレクションの一端を見ることができる。
目にとまったのは、中期エラム時代(前12C)頃の奉納品とされる《台車にのったライオン》、《台車にのったハリネズミ》。これら可愛らしい小動物の小像が印象に残ったので、鑑賞後、この小像のマスコットを売店で探してみると、携帯用ストラップが、なぜか“ガシャポン”で売っていた。でも当たる気がしなかったので見送った。
また大物といえば、古代エジプトの《少女のミイラと棺》の展示があった。ルーヴルで所有している唯一の子どものミイラ。棺の彩色が鮮やかに残っている。以前ロンドンに行ったときにミイラをたくさんみたが、結局はこれも盗掘品なのかしらん。
先般行った国立西洋美術館と比べて、会場の国立新美術館は天井が高くて気持ちがいい。全部ここでやればいいのに。アクセスもいいし。