退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ミュージカル「エリザベート」をネット配信で見て思ったこと

博多座でミュージカル「エリザベート」が千穐楽を迎えた。花總まりさんのエリザベート卒業を見送るためネット配信で鑑賞した。以下、演目の内容ではなく、ミュージカルをネット配信を見て感じたことについて書いておきたい。

配信サービスどっちがいいの?

公演の配信を見るには、uP!!!およびTELASAのどちらかを選択することになる。どちらを選んでいいのさっぱりわからん。どちらもKDDI系列なのに。

えいやーでTELASAを選択してチケットを購入。最初から混乱させるなと思ったものだ。

謎のイベント割のキャンペーン

今回の配信の料金は、なぞのイベント割のキャンペーンが適用されていてディスカウントされていた。経済産業省の事業らしいが、購入時に小さい文字がごちゃごちゃ書いてあってうんざりした。まあチケットが割引きで買えたのでよかったが、こんなところにも税金が投入されていて驚いた。

カメラワーク問題

ミュージカルに限らず舞台を映像化するときに問題になるのはカメラワークである。「なぜこの場面でアンサンブルの人のアップなのか」「ここはもっと広い範囲が見たいのに」など、どうしてもカメラワークには不満が残る。こればかりは仕方ない。

しかし不思議なことに、あまり気にならない場合もあるし、めっちゃ気になる場合もある。今回はやや不満が残った。私は購入しなかったが、前日の愛希れいか主演回では花總主演回とはちがったカメラワークだったらしい。なかなか難しい問題ではある。

アーカイブ付きなのはいい

今回はライブ配信だけでなく、ライブ配信終了後に1週間にわたりアーカイブ配信が提供された。これは何回も見直せるのでなかなかいい。最初、料金が結構高いなと思ったが、アーカイブ付きなら納得できる。

将来の夢

今回ライブ配信を見て感じたのは、やはり好きなアングルやカメラでみたいということ。

昨年のサッカーW杯のABEMAが提供していたライブ配信は観客がカメラを切り替えることができて、スポーツ改心の可能性に感心したが、舞台の配信でもこういう取り組みはできないものだろうか。今回ならさしずめエリザベート専用カメラが設置されることだろう。舞台全体カメラもほしい。

いずれそうしたネット配信ならではの取り組みがあることを期待したい。