退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】ミニマリストしぶ『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 』(KADOKAWA、2022年)

YouTubeで見ている人の本はどうしても手に取ってしまう。この本もそのなかの一冊。1冊目の『手ぶらで生きる。』読んでいるので、しぶさんの本では2冊目になる。

YouTubeや前著で仕入れた情報とかなり重複している気がしたが、ミニマリストの本質はそうそう変わるものではないのだろう。巻頭のカラーページにしぶさんのiPhoneのホーム画面が載っていて参考になる。

私なりに咀嚼すると、次の2つがコアだと感じた。

  • 生活の固定コストを抑える
  • 移動の自由を確保する

そのために何をするかについて言及しているが、かなり極端なので人によってはそのまま取り入れるのが難しいものもある。例えば、本は電子書籍にすれば本棚が要らないとあるが、私はなかなかそういうわけにはいかない。

本の「まえがき」に「取捨選択して参考にしてほしい」といったことが書いてあるので、自分の生活と照らし合わせて取り入れるものがいくらかでもあればそれでよいのだろう。

読後、部屋に大きな家具を置くのはやめて、折りたたみ式で収納可能なもの、または分解して運びやすいものを選ぶにようになった。程度問題はあるが、なるべく身軽でいようと思った。

ミニマリスト志向ではなくても、生活を見直すにあたり参考になることは多いだろう。