退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

均一料金でないのに前乗りのヘンなバスに遭遇した話

少し前、郊外に出かけたときヘンなバスに出くわした前乗りなのに料金が均一でないバスだ。こんなのは初めてだった。ちなみに都心部では均一料金なのは言うまでもない。

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ICカードをブロックするバスの運転手

乗車しようとすると運転手がSuica / PASMOセンサー部をブロックしていた。てっきり前から乗るということは料金は均一だと思っていたが、しつこく「行き先」を訊いてくる。何でそんなこと訊くのかと思ったが、どうも運転手が乗客に行き先を訊いて、行き先に応じて料金を手動で入力するようだ。その後、乗客がSuica / PASMOをタッチするという流れである。あとで確認したところ、バス停に下の掲示があった。

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行き先を告げて運賃を先払いしろと…不思議なバス
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前乗りバスなんだけど均一料金じゃない!?

実に珍妙な仕組みである。乗客がウソの行き先を告げてもトレースできないし、外国人など言葉が通じない乗客の場合はどのように対処するのだろう。

均一料金でないのなら、後ろドアから乗車してSuica / PASMOタッチしてもらい、前ドアから降車したときにもう一度タッチして料金を引き落とせばよい。まあコストがかかるが、これが当たり前のシステムだろう。

なぜそうしたまっとうなことができないのか。運転手が手でセンサーをブロックしているのを見て、西武バスは大丈夫なのだろうか思った。西武鉄道グループやばくね?

郊外に行くとふだんとちがった体験ができるのは楽しみではあるが……。遅れてるなぁ。