4日に投開票が行われた東京都議会議員選挙で、自民党は都議会第1党となったものの過去2番目に少ない議席数にとどまった。その結果、目標としていた自民・公明両党での過半数にも届かなかった。自民党の大敗北である。一方、都民ファーストの会は議席を減らし第2党となった。
選挙結果の詳細は下記サイトを参照のこと。
都民ファーストの会は、小池百合子都知事が病気療養していたため知事の選挙応援を得られないことから総崩れが予想された。しかし、小池都知事が土壇場で選挙応援に駆けつけ、都民ファーストの会は第1党の地位は失ったものの何とか踏みとどまり、自公で過半数を占めるという事態を阻止することに成功した。
これを見るに恐ろしいのは、小池百合子の老獪さというか悪魔のような政治嗅覚である。このまま自公に議会を牛耳られたら自分の政治生命が危ういとみるやいなや、迅速に立ち回り自公の過半数を阻止したばかりでなく、都民ファーストの会の議席を一定数残すことにも成功している。
都民ファーストの会は、国政政党と結びついていないだけに国政選挙における影響力は大きい。小池都知事の子分ともいえる都民ファーストの会の支持層が国政選挙でのどのような投票行動するのか注目される。
今回、小池都知事が国政に復帰するための絶好の環境づくり成功したのではないか。おそるべし。
さて私は投票した候補は夜まで当落がハッキリしなかったが、朝起きてからチェックしたら惜敗を喫していた。投票してもいいな思った候補は2人いたが、ひとりはどうせ組織票で当選するだろうと思ったので、もうひとりに投票したが残念。これも小池都知事による追い上げの余波だったのかもしれない。
