東京、大阪、兵庫、京都の4都府県の緊急事態宣言について、政府は来週11日の期限を今月31日まで延長することを決定した。
延長自体は、緊急事態宣言が発出されたときにすでに予想できていたので驚かない。期間が短くすぎて、緊急事態宣言の効果を確認できないのは最初から分かりきったことだ。本気でこの期間で十分だと思っていたのだろうか疑問である。
また首都圏3県(埼玉、千葉、神奈川)に適用されている「まん延防止等重点措置」も今月31日まで延長された。首都圏1都3県は住民の生活圏を考えれば一体で対処すべきなのは明らかだが、今回の緊急事態宣言の延長のタイミングで是正されなかった。なぜ緊急事態宣言が適用されるのが東京都だけなのだろうか。いまもって不思議である。
さらに週末のギリギリに政府が方針を発表するスタイルも旧弊を踏襲した。金曜日の夜に発表されてもみんなが困るというのがわからないのだろうか。管理部門は土日は休みなんだよ。今回の延長期間は12日水曜日から始まるのでやや時間に余裕があると思ったが、実はとんでもにない罠があった。
それは政府の方針は出すが、それを都道府県が上書きできるという謎の丸投げシステムのことである。今回、政府は大規模商業施設やイベント開催について緩和策を打ち出したが、東京都はそれを上書きして休業を要請することができる。結局都の方針が決まらないと影響の範囲や大きさがわからない。
さて仕事のことはさておき、私の個人的な関心はシネコンの営業がどうなるかということである。見たい映画がいくつかある。東京都のシネコンが休業を強いられても、今度は隣県まで遠征して見てこようと思っている。
だんだんどうでもよくなってきたが休業要請を出すなら早く出してほしい。それぞれ準備があるのだから。