退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

聖徳記念絵画館に行ってきた

ある晴れた日、明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館に行ってきた。ドーム状の荘厳な建物で知られる「絵画館」である。

ひさしぶりだったので施設維持費の名目で入場料500円を払って中に入ってみた。明治天皇と皇后の遺徳を描いた絵画が年代順にずらりと並んでいて、ちょっとした日本史の勉強にもなる。絵画は様々なところから奉納されたもので、一覧表を見ると時の権力や威勢が那辺にあったのかわかる。

絵画館の前は池になっているが水がなかった。下のチケットを見ると、水を張ると水面に絵画館の建物が映ってずいぶんと壮観だろうと思わせる。特別な日には水が入れられるのだろうか。いつか見てみたい。

絵画館の対面には二匹のユニコーンの像がある。私の好きな彫像である。ひさしぶりに対面した。

初めて絵画館を訪れたとき、いよいよ上京してきたんだなと感激した記憶がある。その当時にくらべて絵画館や周囲の風景はいささか色褪せて感じられた。歳を取ったこともあるが、神宮外苑周辺に魅力がなくなっているせいかもしれない。