Appleは29日、A10 Fusionチップを搭載した「iPod touch (7th generation)」を発表しました。A10 Fusion搭載。32GBで21,800円。現行モデルで最廉価のiOSデバイスとなります。
第7世代iPod touchの登場を予想する記事もありましたが、WWDCが迫った時期に発表されるとは意表をつかれました。最近イベントの前に少しずつ新しいハードウエアを発表する作戦のようです。
4年ぶりぐらいのフルモデルチェンジですがデザインは旧モデルを踏襲していて新鮮味はありりません。
ディスプレイサイズは4インチ、1136×640ピクセル。重量は88g。私は小型のデバイスが好きなので惹かれます。ヘッドフォンジャックが健在なのもうれしいところ。
音楽ファンには根強い人気のあるデバイスなので音楽鑑賞の用途が中心でしょうが、この時期の新製品投入は、秋にサービス開始が予定されているゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」への布石でしょうか。最近のAppleデバイスは高すぎると不評を買っていますが、これならば若年層にも訴求できる価格帯です。まあ32GBの容量でApple Arcadeで不満なく遊べるのか、また4インチのせまい画面でゲームをして楽しいのかとう疑問がありますが……。
iPod touchはディスコンかと思っていましたが、今回4インチの画面サイズのデバイスが投入されました。すくなくとも新しいiOSは4インチモデルに対応するということです。ということは、同じく4インチの画面サイズだったiPhone SEの後継機SE2(仮称)の登場も期待できるかもしれません。