ここ数年間、楽しく読んでいた日本語版『WIRED』が刊行休止になっていました。手元に2017年12月9日発行のVOL.30がありますが、これが最終号ということになりそうです。
WIRED (ワイアード) VOL.30 / 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」
- 作者:Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン)
- 発売日: 2017/12/09
- メディア: 雑誌
私は毎号発売日より少し遅れて読んでいたので、休止に気付くのが遅くなりました。季刊なのにいつまでも3月発売号が出ないなあ、とぼんやり思っていましたが、下記のとおり残念なことになっていました。
日本版『WIRED』は、他にはないユニークな言論空間だったので惜しいです。骨がある内容だったのでガチで読むには、液晶ディスプレイより紙媒体で読むのが好きでした。最終号の特集が「アイデンティティ」というもの出来過ぎな気もしますが、有終の美ということでしょう。
上の告知を読むとビジネス上は好調だったとのこと。読者に見捨てられて雑誌が売れずにフェードアウトというわけでもないようです。うーむ。
プリント版は休止になりますがウェブで存続するようです。まあ簡単に潰せるブランドでもないでしょうが……。ただし、私にとっての『WIRED』は遠くに行ってしまった気がします。