先日、古いiPhoneが遅くなるのは意図的にそうしてからだとAppleが認めて炎上しました。集団訴訟に至った事例も報道されています。
このパフォーマン低下は、新モデルを買わせるための「策謀」ではなく、バッテリー劣化による「突然シャットダウン」を緩和するための措置であると、Appleは説明しています。しかしこっそりやっていたことに納得できないユーザーも多いでしょう。
さて、この意図的なパフォーマン低下はどのくらいユーザーに影響があるのでしょう。ベンチマークの結果も上がっていますが、ユーザーにとっての関心やはり「体感速度」でしょう。この件について、興味深い記事を見つけました。
この記事で引用している動画では、バッテリー交換の前後で、iPhone 6sでいろいろ操作してパフォーマンを比較しています。
iPhone 6s Battery Replacement Performance Comparison
この動画を見る限り、バッテリーを交換した後にはっきりとしたパフォーマンの改善が見られます。今回の炎上騒ぎの影響のため、Appleは年末までバッテリー交換費用を3,200円に減額しています。パフォーマンがこれほど改善するならバッテリーを交換したいです。
Appleは、iOS 11.3でこのパフォーマン低下を許可するかどうかユーザーが選択できるオプションを用意する予定です。同時にバッテリーの経年変化の程度についてもユーザーに知らせる仕組みを提供するとのこと。
それならば、バッテリー交換はiOS 11.3のリリースを待ってからしてもいいかもしれません。交換のタイミングが悩ましいですね。