以前、Huluのリニューアルにより私のMacでは動画が見られなくなり、結局解約したことを書いた。その関連記事が意外にアクセスを集めて驚いている。
そうしたなか、雑誌「日経コンピュータ」(2017年7月20日号)の人気連載「動かないコンピュタ」で「システム刷新でHulu見られず」という記事を見つけた。予想どおりに当該連載に取り上げたわけだ。長く続いている連載だが自分が当事者になることは滅多にあることはないので、少しコーフンしながら読んだ。
この連載は以前は突っ込んだ取材で面白い記事が多かったが、いまはアタリもあればハズレもある。今回は正直いって後者のハズレだろう。
まあ当事者だったので読む前に情報を集めていたこともあるが、あまり目新しい情報がなかった。新しい情報と言えば、運営元のHJホールディングスが、グループ会社のフォアキャスト・コミュニケーションズに依賴して開発したシステムがコケたということぐらいである。
その先で実際に開発を担当したのは開発会社はどこなのか、テストはどのくらい実施されたのかは記事からはわからない。さらにトラブルの技術的な根本原因にまったく言及されていないので拍子抜けした。
記事は期待はずれだったが、お詫びのAmazonギフト券をもらったこともあり、Huluに対して悪い感情は持っていない。急に見れなくなったのには驚いたが……。
動画配信サービスのビジネスは結局はコンテンツ次第だと思うので、システムを改修するのが前提になるが、優れたコンテンツを囲い込めばまだまだ勝機はあるだろう。Mac環境を更新した後になるが、縁があればまた契約することがあるかもしれない。