年末、池袋パルコで「大ラジカセ展」という展示会を見てきました。ノスタルジーに浸れるだけでなく、工業デザインそしてサブカルの視点からもなかなか興味深い展示でした。今回、その展示会で紹介されていた「ラジカセ本」を見つけたので読んでみました。
- 作者:松崎 順一
- 発売日: 2016/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
増補改訂版とありますが、読書ノートを調べるとオリジナルも読んだことがありました。あまり自分では意識していなかったですが、昔からラジカセに興味があったようです。
この本では筆者の考えるラジカセの魅力が5つ紹介されていました。
- 異常なウエイト
- オーバーサイズ
- メーター
- 音は絶対アナログ
- カセットテープ
なるほどと思いましたが、個人的な好みを言えば、比較的小型でカジュアルなデザインの機種が好きだったので好みは人それぞれということでしょう。
この本にはたくさんのラジカセがカラー写真で紹介されています。紙も上質でなかなか豪華な本です。巻末にメーカー別に機種の索引があるのもグッド!
願わくばラジカセの分解写真と解説もほしかった。展示会で分解展示を見て懐かしいアナログの電子部品をみて惹かれるものがあったので……。ちょっとマニアックすぎるかもしれません。
ただし、よくできた本なのですが展示会で実物を見た後では、写真だけではその魅力を伝えるのはムズカシイなあと思いました。やはり実物に触れたナンボというのは、美術展覧会にも通じることかもしれません。
【参考記事】