退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

iPhoneで古語辞典を使う

物書堂のセールで以前より気になっていた「旺文社全訳古語辞典」アプリを買ってみた。

旺文社 全訳古語辞典(第四版)

旺文社 全訳古語辞典(第四版)

  • 物書堂
  • 辞書/辞典/その他
  • ¥2,080

これまで物書堂の辞書アプリを何冊も買っているのでアプリとしての品質は問題ない。なので買いかどうかは、元の辞書が気に入るかどうかにかかっている。

旺文社全訳古語辞典 第四版

旺文社全訳古語辞典 第四版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2011/10/13
  • メディア: 単行本

高校生向けの古語辞典なのでターゲットは大学入試のようだ。当方はおっさんなので受験は関係ないし高校で習ったこともほとんど忘れている。単に興味本位でパラパラと眺めたいだけなのだ。ざっとさがしてみたところ大人向けの古語辞典というのは見当たらない。もちろん専門家向けの事典はあるが門外漢にとっては無用の長物。

高校生向けの事典なのでどれもそんなに変わらないようなので、思い切ってこのアプリを買ってみた。パラパラ見ているといろいろ気づきがあって楽しい。

以下、事典の内容ではなくてアプリについて気がついたことを列挙する。

見出し語に音声が付いていた

最初の驚いたのは重要語の見出し語に音声が付いていたこと。「この古語辞典はしゃべぞ」といったところだが、読みの表記があるので別に音声要らないじゃないかと思うがどうなのだろう。


百人一首も音声付き

アニメ『ちはやふる』でお馴染みの百人一首にも音声が付いていた。それほど感動する読みっぷりではないんがうれしい。もちろん解説も付いていいる。

主要作品の冒頭部は音声なし

付録に主要作品の冒頭部が載っていたがこちらには音声はない。見出し語よりこちらに音声を付けてほしいかも。

カラーの図番類が美しい

服装・武具・調度・動植物・色などに関する図版類がカラーで美しい。しかし微妙に画像のサイズが大きいため画面に収まりが悪い。当方はiPhone 6sを使っているが、iPhone 6s Plusの画面サイズに合わせたためだろうか。機種ごとにピッタリの画像を表示してほしい。

こんなところだが、やはり古語辞典だけでは不十分で文法をやり直さないといけないようだ。語彙、文法、古典常識をセットで勉強しなさいと言われたことを思い出す。