「信長協奏曲」は石井あゆみのコミック。高校生サブローが戦国時代にタイムスリップして織田信長として生きていくことになる時代劇です。
現在、これを原作にして実写映画版が公開されています。このプローモーションで、2014年10月からフジテレビの「月9」枠で放送されたテレビドラマ版(全11話)が3週にわたり週末の深夜に放送されたのを全話見ました。これが面白い。
「信長協奏曲」はテレビドラマ化される前にアニメ版も制作されて放送されています。こちらはチェックしていて、まあフツーかなという出来でしたが途中でぶった切られたように終わったので不満でした。原作の連載が続いているので仕方ありません(既刊13巻)。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2015/01/21
- メディア: DVD
ちょうどアニメと入れ替わるように 小栗旬主演の実写版テレビドラマの放送が開始されました。アニメの時間枠でさかんにテレビドラマが紹介されていましたが、PR映像にいまひとつピンと来なかったのでスルーしました。
今回テレビドラマ版を見て、食わず嫌いはいけないと反省。アニメと比べて武将たちを個性あふれる俳優たちが演じていてドラマに躍動感があります。コミック原作の作品で実写版がアニメ版よりもいいと思うことは稀なことです。
元々、時代劇が好きなので旧来の時代劇の文法に照らすとどうなのかと思うこともありますが、タイムスリップした普通の高校生が信長になるという元々が荒唐無稽な作品なので、細かくあれこれ言うもの野暮というものでしょう。
また最近のテレビドラマにしてはいろいろ豪華なことも特筆できます。当初から映画化を視野に入れた予算取りだったのでしょう。なかなかのやり手です。
映画は、ストーリーとしてはテレビドラマ版の続編になります。テレビドラマでは、桶狭間の戦いから始まり、朝倉家・浅井家を滅ぼしたあたりまでが描かれてるので、映画では本能寺の変がクライマックスということになるでしょう。
テレビドラマを見た後では映画はすごく気になりますが、日本映画を見るためにシネコンに足を運ぶのはとてもハードルが高い。いまのところタイミングが合えばというところでしょうか。
また原作は完結していないで、原作との関係も気になります。知人によれば「実写版は原作とは別物」とのこと。こちらもいずれ読んでみたいと思います。