退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ジューシィ・フルーツの「シングル・コレクション+5」を聞いてみた!

日本コロムビアさんが、ようやくやってくれました!

この2枚組のアルバムにはタイトルどおりジューシィ・フルーツがリリースした14枚のすべてのシングルのA面/B面が収録されています。今回初めてCD化された楽曲もいくつかあります。待望の1枚。

ジューシィ・フルーツとは、1980年6月、近田春夫プロデュースでデビューした女性1人男性3人で構成される4人組のバンドです。デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」は、当時流行のテクノ風のアレンジと奥田敦子(IRIA)のファルセットボイスによるボーカルによりスマッシュヒットになりました。下はデビューアルバム『Drink!』のジャケットです。こんなルックスでした。

Drink!

このバンドの魅力は卓越した技量でしょう。ライブでもメチャメチャうまかったです。それに加えて、奥田敦子はかわいい上にギターがかっこいい。元・ガールズです(笑)。そして男性メンバーのコーラスも見事なのも美点です。しかし1984年、14枚のシングル、7枚のアルバムを残して解散。

そして25年後、2009年にオリジナルメンバーIRIA/Vo.G、TOSHI/Vo.Drに、新メンバーのJEFF/Vo.BとAKISHIRO/Vo.Gを加えた4人で活動を再開。2013年にはNHKみんなのうた「ちょっとだけ☆ナラバイ」が放送されました。現在もライブなどで活躍中です。

このアルバムの構成は次のとおりです。

  1. シングル14枚のA/B面 28曲
  2. ベース担当・沖山優司名義の「東京キケン野郎」+B面 2曲
  3. 2001 New Version「ジェニーはご機嫌ななめ」から 3曲
  4. 冨田靖子主演の映画『アイコ十六歳』のメイキングとして公開された『グッドバイ 夏のうさぎ』の挿入歌 3曲
  5. 新生ジュ―シィ・フルーツの曲から 2曲

ちなみに、上で挙げたNHKみんなのうた「ちょっとだけ☆ナラバイ」は残念ながら収録されていません。しかも新生ジューシィ・フルーツの楽曲はリーフレットに歌詞が載っていません。あれあれという感じです。

ちなみにジューシィ・フルーツのオリジナル・アルバムは2012年に復刻されているので、解散から30年でようやくすべての楽曲がCD化されたことになります。このアルバムを聞いて気持ちが大きくなったので、「オリジナル・アルバムをiTunes大人買いだ!」と思いましたが、なぜかiTunesにはありませんでした。ショボーン

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