退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)

近くのシネコンでの上映終了が迫っていたので、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年、監督:ジェームズ・ガン)を見てきました。映画館でアライグマ推しの予告編を見たときは、「これは微妙かな……」と思いましたが、周辺の評判がすこぶる良いので見ておくことにしました。

ずばりよかったです。後に、第2の『スター・ウォーズと』も評されるかもしれない作品です。「若い頃にこの映画を観て人生が変わった」という人が大勢出るのではないかと思うほどです。ぜひ映画館で公開時に鑑賞しておきましょう。

この映画はマーベルでは初の宇宙を舞台にしたエンターテインメントです。無限の力を持つパワーストーンを巡り宇宙滅亡を阻止するために奮闘するヒーローたちを描くという、奇をてらわない娯楽の王道をいく冒険活劇です。

アメコミが原作ですが、米国でもマイナーな脇役を集めているので読んでなくてもだいじょうぶでしょう。現実の本作においても、監督はトロマ出身だし、出演者もビッグスターが出ているわけでもないはみ出しものが作っているがミソでしょう。

また特筆すべきなのは、全編に流れる70年代,、80年代の楽曲です。名曲がずらりと揃っています。ストーリー上も、主人公のピーター(クリス・プラット)に母親が形見に遺したミックステープ(Awesome Mix!!)が重要な役割を果たします。ラスト踊りだすシーンに注目してください。70年代にリリースされた大きめの初代ウォークマンもいいですね。
GUARDIANS OF THE GALAXY
最近ではサントラ盤を手にしたいと思わせる映画は珍しいです。これを機に、当時のミュージックシーンを振り返ってみるのもいいのではないでしょうか。ジャケットも雰囲気が出ています。

あと『映画秘宝』での予習・復習も忘れずに。
映画秘宝 2014年 10月号 [雑誌]


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