早稲田松竹で「トリコロール/白の愛」(1994年、クシシュトフ・キェシロフスキ)を観る。トリコロール3部作の第2作。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: DVD
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ポーランド人の美容師カロル(ズビグニエフ・ザマホフスキ)は、性的不能を理由にフランス人の妻ドミニク(ジュリー・デルピー)に離婚を求められ、離婚裁判から映画が始まる。結局トランクひとつで放り出されることになる。まったくひどい女。でもいい女。
そして妻への復讐を企てるカロルの策略が突飛でおもしろい。コメディタッチな作品だが、一途な愛を描いていて「白」にぴったりかも。サスペンスとしても、ラストまで楽しく観ることができる。ラストは、これでいいのかなという終わり方だが、フィクションだから、これもアリかなとも思える。
DVDのジャケットも映画のポスターもドミニクが目立っているが、主人公はカロルですね。それにしても、言葉が通じない境遇での裁判はつらい。
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