映画『昼顔』(1967年、ルイス・ブニュエル監督)をシネマヴェーラで鑑賞。この映画は、カトリーヌ・ドヌーヴの魅了に尽きる。彼女は、当時23歳だったらしいが、あまりに若さを求める現代の日本の風潮に一石を投じているようにすら見える。
冒頭の白昼夢にいきなり唖然とさせられるが、ルイス・ブニュエル監督が撮りたいものを撮りましたといったところだろうか。貞淑なセレブ人妻が売春に走るというと、なにやら三文ポルノみたいだけど淫靡なところがまるでない。
最後に、結局、それで何なのと思わないでものないけど、フランス映画というのは雰囲気で観るものだというところか。それにしても、大塚あたりの人妻ホテトルでもドヌーヴに会えることもあるのかな。
ちなみに、「昼顔」というのはドヌーヴの源氏名。
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