映画化のために、いろいろ詰め込なければなかったのは残念だし、あまりに都合良すぎるだろうというシーンも多々あるが、テンポはいい。それでもやはり、オリジナルTVドラマで、次回の成り行きを楽しみにしながら、じっくり観るという楽しみはない。
最初、逃亡者のハリソン・フォードが髭をたくわえて登場して、なかなかいいじゃんと思ったが、案の定、変装するためにすぐに剃ってしまう。これは剃るための髭だったか…。
一方、追跡者のトミー・リー・ジョーンズは、存在感があって実にカッコよく、主役を食ってしまった感すらある。ダムのシーンでの、”I don’t care.”(知ったことか)は、名セリフ。
ま、米国娯楽映画として普通に楽しめる作品である。奇抜な演出に走らず、オリジナルの雰囲気が、あまり損なわれていないのは好感が持てる。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: DVD
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