退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

銀杏を拾う人たち

近所になかなか立派なイチョウの並木通りがある。週末、その通りで、落ちている銀杏を拾い集めている老婦人がいて、「もうそうした季節なのか」と微笑ましく思った。

ところが昨晩、日が落ちてから並木通りで不審者を見かけた。どこから持ってきたのか竿竹を振り回して枝にある銀杏を叩き落して、街灯の下で必死にそれを拾っているのだ。チラとみるとオバサンの二人組であった。ああ、なんと浅ましいことか。