スカッとした映画を観たくなって、映画『ウォンテッド』(2008年、監督:ティムール・ベクマンベトフ)を近くのシネコンで鑑賞。
- 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2009/02/25
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ひたすらに映像美を追求している映画である。いい加減ハリウッド的なVFXには飽きているはずだというのに、『マトリックス』の亜流かと当初思ったアクションシーンが、予想を大きく上回る仕上がりなのに驚いた。カーアクションをはじめとする未体験の映像の連続で十分楽しめた。一方、脚本はあちこちで破綻しているが、B級アクション映画と思えばそれほど気にならない。
この映画を気に入るかは、特に男性の観客の場合は、アンジェリーナ・ジョリーを受け入れられるかにかかっているように思う。なんか微妙な顔…。ま、どうせR15指定となっているのだから、もう少し過激な性表現を加えて、アンジェリーナ・ジョリーが、S全開でジェームズ・マカヴォイを攻める設定がよかったかもしれないと妄想してみる。
モーガン・フリーマンなどの豪華キャストを配して、どうして訳のわからない映画になるのか、もったいない気もする。でも説明不足の部分はあるが、映像が圧倒的なので全体としては悪くない。
あと、この映画は家庭でDVDを観ても良さが十分に伝わらないと思う。ぜひ映画館の大スクリーンで斬新なアクションシーンを体験してほしい。