昨年7月に容器包装リサイクル法に基づいて小売店のレジ袋が有料化された。まさかこのような愚策が現実になるとは思わなかったので、実際に施行されたときの驚きは記憶に新しい。
私は、このレジ袋有料化によりコンビニでほとんど買い物をすることがなくなった。たまにドリンクを買う程度である。いちいちレジ袋が必要か聞かれるのも面倒だし、レジ袋をもらっても商品を詰める場所がないのも嫌なのだ。
今回、環境省は使い捨てのプラ製スプーンやフォーク、ストローなどの有料化を検討しているらしい。対象はコンビニなどの小売店やレストラン、カフェなどの飲食店だ。
有料化というが正確には次の方向で検討しているらしい。
使い捨てのプラ製スプーンやフォーク、ストローなどを対象に〈1〉有料で提供〈2〉受け取らなかった客にポイントを還元〈3〉代替素材への転換――などの対策を示し、いずれかの対応をとるよう義務づける方向で検討している。
この「スプーン有料化」を導入するなら、まずレジ袋の有料化の効果を評価をしてほしい。資源循環にどの程度のインパクトがあったのか示すべきだ。話はそれからだろう。
この「スプーン有料化」が導入されると、「KFCのコールスローはどうなるのだろう?」とフライドチキンを食べながら考えてみた。やれやれ。