退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

三谷幸喜の伝説のテレビドラマ「王様のレストラン」の最終回を見た

テレビ埼玉テレ玉)で放送されていたテレビドラマ「王様のレストラン」(全11話)の最終回をようやく見ました。ようやくと書いたのはドラマの終盤に差し掛かったタイミングで議会中継や高校野球地区予選などがあり番組休止が続いていたからです。独立局らしいです。

このドラマ「王様のレストラン」は、父親の死で突然、フレンチレストラン「ベル・エキップ」の若きオーナーになった原田禄郎(筒井道隆)が、伝説のギャルソン・千石武(松本幸四郎)の助けを得て、潰れかけたフレンチレストランを再建を目指す人間ドラマです。1995年にフジテレビ系で放送されました。

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三谷幸喜が、すべてのエピソードがレストラン内で完結するという制約を自ら課して脚本を執筆した会話劇。個人的には伝説のテレビドラマです。

キャスティングは、松本幸四郎筒井道隆山口智子鈴木京香といったメジャーどころに加えて、西村雅彦、小野武彦梶原善白井晃伊藤俊人田口浩正といった三谷組というべき舞台俳優が顔を揃えているのが面白い。さらに森本レオのナレーションも効果的です。

ドラマとしては文句のつけようがないぐらい面白いですが、あえて難点をさがすとすれフレンチレストランを舞台にしているのに、料理が冴えないこと。スペチャリティに「びっくりムース」が登場しますが、あんまり美味しそうに見えません……。

最終回は、前回千石が店を突如辞めてから一年後。ようやく居場所を見つけた千石が客として来店し、シェフ・磯野しずか(山口智子)にメニューにない料理を次々に注文して腕試しをし、しずかもそれに見事応えます。最後のデザートもパティシエ(梶原善)がなんとか及第点をもらいます。最後にスタッフ一同が、千石をまたいっしょに働きたいと復職を要望し、千石はこれを承諾して大団円。

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ざっくりこんな話です。さすがにみんな若い。現在放送中の朝ドラ「なつぞら」には、山口智子が出演していますが、演技はあまり変わっていないような……。しかし女優たちにとって時は残酷です。

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ドラマをリアルタイムで見ていた当時は、いつかはあのようなフレンチレストランで日常的に食事したいものだと思っていましたが、なかなかそうした機会はありません。あまり食事に執着がないようです。ドラマ放送時から私も歳をとったわけですが、グルメというほど食事に執着はありません。自腹では、たまにハレの日にちょっとだけ贅沢に外食する程度です。