22日が投開票だった衆議院が終わりました。ざっくりまとめると自公大勝、立憲民主党躍進、希望の党失速というところでしょうか。
台風が接近している日が投票日だったこともあり、投票率は低調だったようです。私は期日前投票をしていましたが、この天気だと選挙日当日は投票に行かなかったと思います。投票日を延長するとかできないものでしょうか。
それでは、ひとつひとつ見ていきたいと思います
自公大勝
予想通りに自公が大勝しました。過半数はおろか自民党と公明党だけで改憲の発議をできる3分の2を超える議席を占めました。
あと個人的に驚いたのは、いわゆる「もりかけ問題」と呼ばれる、森友問題や加計問題が争点にならなかったことです。国会の対応もひどいものでした。とくに国有地を不当に安く払い下げるなど、一昔前なら大問題になっていただろうに、総選挙にはほとんど影響がなく、ミソギが済んでしまいました。安倍首相の解散作戦が大成功をおさめましたと言えるでしょう。
これで安倍晋三氏が政治家としてのいちばんやりたいこと、「憲法改正を成し遂げてして歴史に名を残す」という偉業に向って邁進していくことでしょう。今後、改憲に向ってどのような動きを見せるか注目です。
立憲民主党躍進
今回の選挙では立憲民主党の躍進が目立ちました。枝野幸男氏(えだのん)の個人政党のようにも思えましたが、希望の党の上回り野党第一党に躍り出ました。たいしたものです。
解散・総選挙が決まってから新しい政党ができるなど、野党再編の動きが急だった選挙もこれまでなかったでしょう。民進党が事実上解体された後、立憲民主党を立ち上げて選挙で健闘した枝野氏は男を上げたなぁ、という第一印象です。判官びいきの日本人の琴線に触れたということもあるでしょう。
一方、立憲民主党が躍進するなかで日本共産党が大幅に議席を減らしました。同じような支持層の票を分け合ったということでしょうか。共産党にとってはキビシイ結果になりました。