退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『NHK連続人形劇 プリンプリン物語 メモリアル・ガイドブック』を読んでみた

先日からNHK BSプレミアムで『連続人形劇 プリンプリン物語』(1979年~1982年)が放送されています。

主人公のプリンセス・プリンプリンが生まれ故郷を探し求めて、プリンプリンと結婚したい死の商人・ランカーに追われつつ、仲間たちと世界各地を旅するミュージカル仕立ての物語です。

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最近、「プリンプリン物語」がちょっとしたマイブームです。そこで『NHK連続人形劇 プリンプリン物語 メモリアル・ガイドブック』(河出書房新社、2013年)という本を手に取ってみました。放送当時ではなく比較的最近出版された本ですが大判のなかなか豪華な本です。

まず冒頭の人形たちのカラー写真が目を惹きます。テレビでは細かいところまで見えない人形たち姿が美しく撮影されていて美術品のようです。とくに主人公のプリンプリンの気品のある顔は写真ならではの趣があります。

またキャラクター紹介のパートでは、石川ひとみをはじめとする声優と操演者(人形使い)がペアで載っています。こんな人たちが操っていたのかとしげしげと見入ってしまいます。製作手順は、まず声優がセリフを録って、それに合わせて操演者が人形を操るとのこと。現在のアニメとは逆の順番で作られていたそうです。

さらにストーリー・ダイジェストにも多くのページが割れています。懐かしくてついつい読んでしまいそうになりましたが、今後の放送に楽しみをとっておくことにしました。

これほどのエネルギーを注げるのはNHKの番組ならでしょう。国民共有の貴重な財産として大切にしてほしいものです。

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