週末、某所待合室の傍らに置いてあった、平手友梨奈(欅坂46)が表紙を飾る「週刊朝日」の最新号の特集「決定版!3385高校 合格者数総覧」を読んだ。
例年大学受験が終わると数週にわたり結果を伝える特集が組まれる。大学全入時代といわれて久しいが、まだまだ大学受験が世間(少なくともこうした週刊誌を読む人たちの中では)の関心事であることがわかる。
4月中旬になり今年はこの企画もそろそろ打ち止めだろうが、この号では「決定版」と銘打ってほぼすべての高校の進学実績の一覧が紹介されている。縦方向に高校のリスト、横方向に大学のリストがあり、そのマトリックス上にに合格者数が記載されているおなじみのスタイルだ。
この表を見ると、少なくとも大学受験については高校の序列がはっきりわかるので、ある意味残酷にも思える。しかしデータはウソをつかないので、受験業界や保護者、そして人事担当などが買い求めているのだろうか。長年にわたり企画が続いているのも不思議に思うが、売れているからこそ続いているとも言える。
私が最初に見るのは自分の出身高校の実績。そして出身県の高校をざっくり見た後で、いま住んでいる地区の高校をざっとチェックすると、近所で騒いでいるのが底辺校の学生であることをだったことを確認できる。
つづいて出身大学の列を縦方向にスキャンして、どの高校から志望者を集めているをチェックする。さらに地域ごとに掲載されている大学がちがうので、どの大学が全国区として認知されているかもわかる。
まあいろいろ見どころがあり時間を潰せるので時間待ちには適しているかもしれない。受験に失敗した身としては、悲しい思い出とリンクしているのであまり愉快ではないが、昔のことなので割りと中立的にデータとして眺めることができる。