退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

iPad Pro 9.7インチ はブルブルしなかった

今日はAppleの新製品iPad Pro 9.7インチの発売日でした。さっそく某キャリアショップでさわってきました。Proの隣にAir 2があったのでじっくり比較できましたの気がついたことを書きます。主な用途は動画再生、電子書籍、Webブラウジングを想定しています。

店舗ではお姉さんが近づいてきてセールスを始めましたが、Wi-Fiモデルしか興味ないと匂わせると「ごゆっくり」とその場を去っていきました。「申し訳ない」。

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以下に気がついたことを3つほど挙げます。

筐体はブルブルしない

Air 2 のユーザーのなかにはスピーカーを鳴らすと筐体がブルブルと振動することが気になっていた人も多いと思います。小型の筐体で音量を確保しようとすると筐体全体をエンクロージャーとして使うのも仕方ないのですが、実際手に持って使ってみるとかなり振動が気になりました。

この振動が新モデルで改善されているのか。それもチェックポイントでしたが、振動は見事に低減されていて気にならなくなりました。もうブルブルしません

しかも4つのスピーカーがあるので、どの方向で持っても上部から音が出るのが素晴らしい。Huluなどのストリーミングの動画を消費するタブレットしては最高でしょう。大きなプラスです。

出目金カメラ

ProとAir 2の外観上の違いでとくに気がつくのは、スピーカーの穴の位置(Proは4つあります)に加えて、背面カメラの突起です。知人は「出目金カメラ」と呼んでました。

この突起のためテーブルに置いたときカタカタしてしまいます。そもそもタブレットに高性能カメラが必要なのかという疑問がああります。だれが使うのだろう。カメラの性能を抑えても突起のないデザインにしてほしかった。

もっと現在使っているiPhone 6sも「出目金カメラ」を搭載していますが、ケースに入れているので問題ありません。しかしiPadはなるべく裸で使いたいので事情が違います。ちょっとマイナスですね。

True Toneディスプレイ

ProはAir 2と同じ解像度のディスプレイを搭載していますが、新モデルのProは、周囲の光に合わせて色と明度を自動的に調整するTrue Toneディスプレイで高画質をアピールしています。

正直、今回はProとAir 2を比べてもそれほど有意な違いは感じられませんでした。これを体感するにはいろいろな環境に持って行かないと分からないのかもしれません。

また店舗の照明もギラギラして褒められたものではありませんでした。Appleはディスプレイの優位性を訴求するには、店舗の照明環境までコントロールする必要があるかもしれません。なのでディスプレイについては意見保留です。

まとめ

第一印象としては、スピーカーが改善されただけでも Proを導入する価値があるかと思いました。

しかも新旧モデルの価格は次のとおりです。Air 2に32GBモデルがないので実質あまり変わりません。

まあもう少し脳内でエージングしてみます。